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台湾、中国への情報提供で元将校3人検挙 「スパイ摘発」に反撃

中国国旗
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 【台北=矢板明夫】台湾の治安当局は22日までに、「国家情報工作法」などに違反した疑いで、台湾軍の元将校3人を検挙した。また、台湾に逃れた香港の若者を支援するレストランに汚物をまいた男4人を逮捕し、背後にあるとみられる親中勢力との関連を調べている。最近、中国当局が「台湾人スパイ」摘発キャンペーンを展開していることに対して、台湾側が反撃に出た形だ。

 台湾メディアによると、台北地方検察署は20日夜、国防部(国防省に相当)の情報機関、軍事情報局に所属していた元少将と元大佐2人を検挙した。3人は退役後の2013年以降、頻繁に中国の情報機関の工作員と連絡をとり、台湾の情報機関の人事や協力者の情報を中国側に渡した疑いが持たれている。

 中国の情報機関による台湾軍への浸透は深刻化しており、今年夏にも現役の中佐が台湾の年次演習「漢光」の資料を中国に送ろうとして、検挙された。

 一方、香港の民主化デモに参加し台湾に逃れた若者らを雇い、定住を支援する台北市のレストラン「保護傘」に16日、男が押し入り、バケツで鳥のフンなどの汚物をまいて逃げた。警察は、実行犯の男と指示した男ら計3人を逮捕した。台湾紙の記者によると、「汚物をまく」程度の軽犯罪で、実行犯と指示した者が同時に逮捕されるのは珍しいという。

 男らは動機を「同店で食事をして腹を壊したため」と供述しているという。しかし、昨年夏以降、訪台した民主化を支持する香港人女性歌手や、香港系書店の男性店長らが赤いペンキをかけられるなど、香港人への嫌がらせが相次いでおり、台湾の警察は、親中勢力が関与している可能性があるとみて、関連を調べている。

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