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中国、6カ月連続で利下げ見送り 金融緩和の副作用を警戒

北京市内にある中国人民銀行(三塚聖平撮影)
北京市内にある中国人民銀行(三塚聖平撮影)

 【北京=三塚聖平】中国人民銀行(中央銀行)は20日、事実上の政策金利と位置付ける金融機関の貸出金利の目安となるローンプライムレート(LPR)の1年物を3・85%のままで据え置くと発表した。据え置きは6カ月連続で、個人向け住宅ローン金利と関係する5年物についても4・65%のままで据え置いた。新型コロナウイルスの直撃による景気悪化は落ち着いてきたが、不動産価格の高騰など金融緩和による副作用への警戒が強まっている。

 新型コロナの流行に伴う急激な景気悪化を受け、人民銀は中小企業の資金繰り支援のため2月と4月にLPRを引き下げた。景気下支え効果が出た一方で、不動産市場の一部では過熱感が生じている。今年1~9月の不動産開発投資は前年同期比5・6%増で、伸び率は1~8月(4・6%)から広がった。

 一方、中国国家統計局が20日発表した9月の新築住宅価格指数は、主要70都市のうち55都市で前月と比べて上昇した。上昇した都市数は8月から4都市減った。中国政府は不動産価格高騰を抑える姿勢を強めており、統計局は「価格上昇は多少下向きになった」と抑制効果を指摘した。

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