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北朝鮮の武器輸出の実態暴露するドキュメンタリー公開 国連、EUで問題提起へ

平壌の金日成広場で行われた軍事パレードで演説する金正恩朝鮮労働党委員長=10日(朝鮮中央通信=共同)
平壌の金日成広場で行われた軍事パレードで演説する金正恩朝鮮労働党委員長=10日(朝鮮中央通信=共同)

 【ストックホルム=板東和正】国連安全保障理事会の制裁を避けて武器輸出を試みる北朝鮮の実態を暴露したデンマーク人の映像ジャーナリストらによるドキュメンタリーが公開され、欧州諸国が北朝鮮への警戒を強めている。北朝鮮が武器輸出で外貨収入を稼いでいることが懸念される中、デンマークとスウェーデンの両外相は安保理の北朝鮮制裁委員会に警告を促し、欧州連合(EU)でも問題提起する考えを示した。

 ドキュメンタリーの題名は「ザ・モール(スパイの意味)」。デンマーク人の映像ジャーナリスト、マッツ・ブリュガー氏が監督を務め、英BBC放送や北欧のテレビ局で今月11日に放映された。ブリュガー氏の指揮の下、デンマーク人の元シェフの男性と、フランス人の元軍人の男性が実業家や投資家などを装い、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)体制とつながりを持つとされる国際団体に約10年間かけて潜入。北朝鮮側と武器取引について協議する様子を隠しカメラなどで撮影した。

 ドキュメンタリーでは、北朝鮮側が輸出できるミサイルなどの一覧を2人に提示する場面や、国際団体の関係者が武器取引の協議で「われわれは最高権力者の金朝鮮労働党委員長にじかに連絡できる」と2人に話す光景が映されている。

 また、2人は2017年に平壌を訪れ、アフリカ東部ウガンダの島に武器や覚醒剤を製造する地下工場を建設する偽の契約を北朝鮮側と締結。元シェフの男性が、在スウェーデン北朝鮮大使館の外交官から工場建設の計画書を受け取る場面の撮影にも成功した。

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