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【世界の論点】WTO事務局長選 英紙「本命候補、中国影響に懸念」、韓国紙「文政権総力戦『勝算十分』」

 ワクチン開発を支援する国際組織の理事長を務める同氏は8月、自身のツイッターで「WTOのルールによりワクチンを誰もがアクセスしやすく、手頃な価格で入手できるようにすることができる」と主張した。

 オコンジョイウェアラ氏には、米中の長引く貿易戦争や紛争処理機能の停止などWTOが直面する課題を乗り越える覚悟もあると評価されている。同氏は今月4日の英紙テレグラフ(同)に対し、ナイジェリアの財務相時代に母親が同国で誘拐された事件に触れ、「(誘拐事件に対応した経験に比べれば)米中貿易戦争を終わらせることは大したことではない」と強調。WTOが抱える課題を「恐れていない」と言い切った。

 国際情勢に詳しい英専門家は「WTOを改革する強い意志と情熱を持つオコンジョイウェアラ氏が次期事務局長に適任だとする加盟国は多い」とした上で「(同氏が事務局長になれば)中国の影響力が増すアフリカを代表する立場となり、中国に配慮した運営を進める恐れも指摘されている」との見方を示した。(ロンドン 板東和正)

韓国 文政権総力戦 「勝算十分」

 当初は有力候補と見なされていなかった兪明希・通商交渉本部長が最終候補に残ったことについて、韓国では文在寅(ムン・ジェイン)政権の外交努力を強調する報道が目立つ。情勢次第では、本命視されるオコンジョイウェアラ氏に対し十分勝算があるとの観測も出ている。

 兪氏の最終ラウンド進出は、一騎打ちとの下馬評もあったアフリカ勢2候補による「票の食い合い」に助けられた形だ。聯合ニュースはWTO初の女性トップ誕生への期待や、韓国が自由貿易の「最大の恩恵を受ける国」であることが兪氏に有利に働いたと指摘した上で、「アフリカ候補の票が分散したことも好材料となった」と分析した。

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