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北朝鮮の「怪物」ICBM、トランプ氏との親交の裏で改良

 今回、巨大なICBMを見せつけることで、対米関係の破綻を招くICBM発射という「レッドライン」を越えずに、11月の米大統領選後の展開次第では米首都を狙ったICBMを試射できるというメッセージを改めて米側に突きつけた。

 推進力の向上を可能にしたのがロケットエンジンの改良だ。北朝鮮は昨年12月、北西部の東倉里(トンチャンリ)の西海(ソヘ)衛星発射場で2回にわたって「重大な実験」を行ったと公表。「米国の核の脅威を制圧する戦略兵器開発に適用される」と表明した。エンジンの燃焼実験だったとみられ、金氏は「世界は遠からず、新たな戦略兵器を目撃する」と予告した。

 東倉里のエンジン実験場は、金氏が18年6月の初の米朝首脳会談でトランプ氏に廃棄を約束していた施設だ。だが、19年2月のベトナム・ハノイでの再会談の物別れ直後、修復を始める動きが衛星で捕捉された。

 ハノイでの物別れを受け、金氏は今回のパレードでの披露も視野に、新型ICBMの開発を本格化させたことになる。米朝首脳が親書をやり取りしてアピールしてきた親交の厚さが、北朝鮮に核・ミサイル開発を思いとどまらせるブレーキには一切ならなかった実態を物語っている。

 金氏は10日の演説でこう強調し、自信を示した。「われわれの軍事力は、われわれの要求通り、われわれの時間表通りに発展速度と質、量が変化している」

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