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米大統領選前の投与は不可能に 新型コロナのワクチン

米東部メリーランド州にある食品医薬品局(FDA)本部=8月29日(ロイター)
米東部メリーランド州にある食品医薬品局(FDA)本部=8月29日(ロイター)

 【ワシントン=平田雄介】米製薬大手ファイザーは16日、開発中の新型コロナウイルスのワクチン候補の米食品医薬品局(FDA)に対する承認申請を11月中旬まで行わないと発表した。このワクチン候補はトランプ米大統領が「10月中の完成」を期待していたものだが、11月3日の大統領選前の投与開始も不可能となった。

 ファイザーによると、ワクチン候補は最終第3段階の臨床試験(治験)を実施中で10月中に有効性を確認できそうだが、安全性を検証できるデータが11月までそろわない。治験が終わり次第、FDAに緊急使用の承認を申請し、年内の実用化を目指す。米政府が開発資金の一部を拠出したワクチン候補は現在5種類が第3段階の治験中で、ファイザー製が先行していた。

 ワクチンは経済社会活動の本格再開に向けた起爆剤になるが、感染拡大の収束には米国民約3億3千万人の7割が免疫を獲得しなければならず、大量生産が不可欠。国民に行き渡る量を確保できる時期を来年4月とするトランプ政権の見通しも不透明となった。「来年半ば」とする米疾病対策センター(CDC)に同意する専門家が多い。

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