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EU首脳会議 英国とFTA交渉を続ける方針を確認 ジョンソン氏、交渉打ち切りに準備

ジョンソン英首相(AP)
ジョンソン英首相(AP)
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 【ロンドン=板東和正】欧州連合(EU)は15日、ブリュッセルで首脳会議を開き、EUを離脱した英国との自由貿易協定(FTA)など新たな将来関係の構築に向けた交渉への対応について協議した。各国首脳は交渉の進展が「十分ではない」との認識で一致し、今後数週間にわたって英国と協議を続ける方針を確認した。

 EUのバルニエ首席交渉官は15日、記者会見で、FTA交渉の主要課題をめぐり、「(英EU間に)大きすぎる溝がある」と指摘。協議を継続するEU首脳会議の方針を受けて、来週以降も英国側と交渉を行う考えを示した。

 15日を交渉期限としていたジョンソン英首相は16日、EU側が交渉で譲歩する姿勢を見せるなど「根本的な変化」がない限り、交渉打ち切りに向けた準備を進める考えを示した。

 英EU間で離脱前の関係が維持される「移行期間」は今年末に終了するが、英メディアによると、EU側はFTA批准に要する日数から逆算すれば11月上旬までは交渉が可能とみている。

 ただ、英EUが交渉を続行しても合意できるかどうかは不透明だ。

 EU首脳は15日に合意した文書で「英国に対して合意を可能にするために必要な行動をするよう求める」と明記し、譲歩を迫った。英国のフロスト首席交渉官は自身のツイッターで「合意文書に失望した」と投稿。一方的に譲歩を迫るEUの対応を疑問視した。

 EU側も交渉で妥協しない姿勢を見せている。フランスのマクロン大統領は首脳会議の開幕前、「(交渉の主要課題で)適切な条件が最終的に見つからなければ、『合意なし』の準備はできている」と記者団に強調した。

 EUを離脱した英国は3月上旬、EUとFTAなどの交渉を開始した。しかし、「英周辺海域の漁業権」や「公正な競争条件の確保」などの主要課題をめぐり、協議は進展していない。

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