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英「第2波」対策 ジョンソン首相が地域ごとの規制を発表 

ジョンソン英首相=9月29日(ロイター)
ジョンソン英首相=9月29日(ロイター)

 【ロンドン=板東和正】英国のジョンソン首相は12日、新型コロナウイルスの感染状況に応じ、強弱が異なる規制を国内の地域ごとに導入する方針を発表した。感染状況が最も悪い地域では、パブやバーの営業を認めない。人口の大半を占めるイングランド地方で14日から開始する方針で、新型コロナ流行の「第2波」が押し寄せる中、感染封じ込め策を強化する。

 新たに導入される規制では、各地域の感染状況などから感染リスクを解析し、「中程度」「高い」「とても高い」の3段階に分類する。分類は4週間ごとに見直す予定。

 「中程度」に分類された地域では、パブやレストランなどで営業時間を午後10時までに制限。屋内外での7人以上の集まりを禁止する。現状ではロンドンなどイングランドの多くの都市が該当する。

 「高い」の地域では、屋内での別世帯との面会などを禁じる。「とても高い」の地域では、屋内外を問わず別世帯との面会を禁じるほか、パブやバーなどの閉鎖を命じる。「とても高い」には、感染が急速に広まっている英中部リバプールが分類された。

 英政府は新型コロナの感染拡大を防ぐために、3月23日から英国全土で外出制限を実施。新型コロナの流行が小康状態になったのを受け5月以降、段階的に緩和していた。だが、8月初旬に1千人未満だった1日当たりの新規感染者数は9月上旬から増加。直近では1万人を超えたことから、ジョンソン政権は新たな規制の導入に踏み切った。

 一方、英国の4~6月期の国内総生産(GDP)が外出制限の影響で大幅に落ち込んだことから、経済への配慮から英国全土での外出制限を回避した形だ。

 ジョンソン氏は今月12日、英国全土での外出制限の実施を望んでいないとした上で「命を救うために行動しなければならない」と規制の意義を強調した。

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