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宙に浮く2回目の討論会 米大統領選、両候補は代わりに集会

9月29日、米オハイオ州クリーブランドで開かれた大統領選第1回候補者討論会で持論を展開するトランプ大統領(奥)と民主党候補のバイデン前副大統領(ロイター)
9月29日、米オハイオ州クリーブランドで開かれた大統領選第1回候補者討論会で持論を展開するトランプ大統領(奥)と民主党候補のバイデン前副大統領(ロイター)

 【ワシントン=黒瀬悦成】米大統領選の民主党候補、バイデン前副大統領は8日、共和党のトランプ大統領が15日に予定されていた第2回の候補者討論会がバーチャル形式になったことを理由に参加を拒否したことに関し、自身は同じ日にABCテレビと組んで有権者との対話集会を開くことを明らかにした。

 トランプ氏は討論会の代わりに大規模集会を行うとしており、2回目の討論会は中止される公算が大きくなってきた。

 トランプ氏と陣営は、討論会を企画する委員会が討論会の形式を一方的に変更したと反発している。

 委員会はバーチャル形式にした理由に関し「新型コロナウイルスの感染予防のため」と説明しているが、トランプ陣営は、委員会がかねてバーチャル形式での実施を要望していたバイデン陣営と結託したと主張。「バイデン氏は逃げた」と批判を強めている。

 しかし、トランプ氏は支持率で劣勢に立たされている上、先月29日に行われた1回目の討論会でまともな議論を展開せず批判されている。共和党の親トランプ系議員の間からも「形式にこだわらず討論会に臨み、失地を挽回すべきだ」との声が出ていた。

 こうした声などを背景に、トランプ陣営は8日、2回目の討論会を22日に、3回目を29日にずらすよう提案した。しかし、バイデン陣営はこれを拒否したため、残りの討論会は22日に南部テネシー州で予定される分だけが行われる可能性が高まりつつある。

 両大統領候補が遠隔地にいて討論会を行った例は過去にもある。1960年大統領選の第3回候補者討論会は、民主党のケネディ氏が東部ニューヨーク州から、共和党のニクソン氏が西部カリフォルニア州からそれぞれテレビ中継する形式が採用された。

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