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スピード退院のトランプ氏 治療と経過観察は最短でも12日まで

退院し、ホワイトハウスに戻って手を振るトランプ米大統領=5日、ワシントン(AP=共同)
退院し、ホワイトハウスに戻って手を振るトランプ米大統領=5日、ワシントン(AP=共同)

 【ワシントン=平田雄介】入院から3日間でスピード退院したトランプ米大統領だが、新型コロナウイルス感染症から全快したわけではない。医師団による治療と経過観察は最短でも12日まで続く見通しだ。

 主治医のコンリー氏は5日の記者会見で、2日夜から1日1回投与している抗ウイルス薬レムデシビルの最終5回目の投与をホワイトハウスで6日夜に行うと明らかにした。通常は酸素治療が必要な重症患者に処方するステロイド系抗炎症薬デキサメタゾンの投与を続けているとも説明。これらはトランプ氏が今も「患者」であることを示す。

 新型コロナは感染確認から7~10日間で重症化するリスクがあり、PCR検査で1日夜に確定診断が出たトランプ氏の場合、少なくとも11日夜まで経過観察が必要だ。コンリー氏は「12日まで容体が同じか、改善しているのでなければ安心できない」と話している。

 コンリー氏の会見に対しては、情報の開示が不十分との指摘が後を絶たない。5日の会見でも新型コロナに特徴的な肺炎の影が胸部CT画像に映っているかをめぐり記者団と押し問答になった。大統領の病状をどこまで開示するかは、国家安全保障上の問題にも絡むため判断が難しい。と同時に、有権者の関心が高い情報でもあるだけに米メディアの開示要求は今後も続きそうだ。

 一方で、トランプ氏に対しては大統領でなければ享受できない先端医療が施された。臨床試験(治験)中の未承認薬である抗体カクテルの投与が代表例。コンリー氏は「少し未知の領域に立ち入った」と話す。ワシントン郊外にあるトランプ氏の入院先を5日訪れた日系2世の大隅美音さん(20)は「無保険で満足に治療を受けられずに亡くなった人が大勢いることに大統領は思いをめぐらせてほしい」と訴えた。

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