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【マーライオンの目】宴会禁止 「罰金の国」のコロナ対策

シンガポールの観光名所マーライオン上空で、国旗を掲げて飛行するヘリコプター=8月9日(共同)
シンガポールの観光名所マーライオン上空で、国旗を掲げて飛行するヘリコプター=8月9日(共同)

 シンガポールはしばしば「ファイン・シティ(fine city)」と呼ばれる。英語のfineには「良い、素晴らしい」のほか、「罰金」という意味がある。清潔で過ごしやすい環境と、何かにつけて罰金が付きまとうお国柄を指した言葉だ。

 新型コロナウイルス対策でもその「ファイン・シティ」ぶりが垣間見える。「3密」ができやすい飲食店でのクラスター(感染者集団)発生を警戒して罰則を設定。6人以上での入店は禁止し、食事の最中以外はマスク着用を求めている。

 9月29日には、規定に違反した32人に対して、各300シンガポールドル(約2万3000円)の罰金を科したと発表した。1つのグループが5人分の席を複数確保して、大人数の宴会を実現させていたケースもあったという。感染拡大のペースが緩やかになりつつある中、大規模摘発を実施して改めて対策徹底を求めた形だ。個人の顔にぼかしこそ入れているが、違反者が飲食する様子の画像も公開したほどだ。

 ただ、摘発があっても、街では6人以上はいるであろう宴会を見かけた。「罰金はもちろん知っているが、それでも大人数で飲みたい」。自粛や規制の長期化に伴う「コロナ疲れ」が、そういう気持ちに駆り立てているのかもしれない。(森浩)

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