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イスラエルがデモ参加制限、コロナ対策名目に反首相デモ封じ?

9月20日夜、エルサレムでネタニヤフ首相の退陣を求めるイスラエル人のデモ隊(AP)
9月20日夜、エルサレムでネタニヤフ首相の退陣を求めるイスラエル人のデモ隊(AP)

 【カイロ=佐藤貴生】イスラエル国会は9月30日、国民がデモ参加を制限する法案を賛成多数で可決した。政府は深刻化する新型コロナウイルス感染拡大阻止の一環だとしているが、野党からはネタニヤフ首相の辞任を求めるデモの封じ込めが狙いだとして批判が出ている。

 ロイター通信が伝えた。自宅から1キロ以上離れた場所でのデモ参加を禁じるとしている。1日当たり7千人近い新規感染者が確認されるなど状況が深刻化したのを受け、政府は9月18日に経済活動や宗教礼拝の制限、学校閉鎖などの対策を取っており、デモ参加制限はこれに続く措置だとしている。

 エルサレムにあるネタニヤフ氏の公邸前では7月中旬以降、同氏が収賄罪などに問われながら首相職にとどまっており、コロナ感染対策も不十分だとして辞任を求める抗議デモが続いている。ネタニヤフ氏はデモ参加制限に政治的意図はないとしているが、野党議員や市民からはデモ封じだとの批判が相次いでいる。

 米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、人口約900万人のイスラエルの感染者は23万人以上で、死者は1500人を超えた。3月には国際航空便の運航制限や外出規制などの厳しい措置を取り、5月には1日の新規感染者を1ケタに抑える成果を上げたが、その後は規制を緩めて感染者数が増加した。

 イスラエルのメディアは9月下旬、最新の世論調査でネタニヤフ氏のコロナ対策に不満だという回答が7割を超えたと伝えた。

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