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【ポトマック通信】IT担当者の眠れぬ夜

iPadを使いこなす少女=ワシントン(ロイター)
iPadを使いこなす少女=ワシントン(ロイター)

 わが家に先日、米アップルのタブレット端末「iPad(アイパッド)」が届いた。新学期を控える子供の学校が、自宅でのリモート学習に使用するため全戸に配布したものだ。

 もっとも、リモート学習の初日は大変な混乱に陥った。生徒たちの家で、インターネットに接続できないとか、先生が授業に使うアプリが起動できないといったトラブルが続発。学校は専属のIT担当者を置いており、担当者の電話や電子メールには大量の問い合わせが殺到したという。

 保護者が情報交換する交流サイト(SNS)では、睡眠を削り、休日返上の残業で準備やトラブルに対処したIT担当者の女性へのねぎらいの言葉があった。

 だが、心温まる話だけではない。近隣の行政区では今春、教育委員会のIT担当トップがトラブル発生の責任を問われて辞任した。

 学校や教委にIT担当の役職があることに驚くが、最近、新たにIT担当者を置いた学校もあると聞く。

 米企業ではITシステムを通じて業務の効率化を進める最高情報責任者(CIO)を置く大手が増えた。新型コロナウイルスで遠隔勤務が浸透し、CIOが担う役割が大きくなったとの声も聞かれる。コロナ禍を機に日本のデジタル化の遅れが指摘されたが、米国でもIT推進のさらなる波が訪れている。(塩原永久)

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