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中国の8月小売売上高、コロナ後初のプラスに 回復進む

多くの買い物客が訪れる北京市内の繁華街、三里屯。新型コロナウイルスによる影響が落ち着いて客足が増えている=7月(三塚聖平撮影)
多くの買い物客が訪れる北京市内の繁華街、三里屯。新型コロナウイルスによる影響が落ち着いて客足が増えている=7月(三塚聖平撮影)

 【北京=三塚聖平】中国国家統計局が15日発表した8月の主要経済指標によると、消費動向を示す小売売上高は前年同月比0・5%増だった。新型コロナウイルスの感染拡大による影響でマイナスが続いていたが、昨年12月以来となるプラスとなった。ただ、1~8月の累計では前年同期比8・6%減で、政府主導で回復が進む工業生産と比べて力強さに欠ける。足元では米中対立が急速に深刻化しており、今年後半の中国経済に与える影響が懸念されている。

 8月の小売売上高では、宝飾品関連が前年同月比15・3%増、自動車が11・8%増など高額品の回復が目立つ。一方で、飲食店の売上高は7・0%減と前年実績を下回っており、厳しい状況が長期化している。

 8月の工業生産は5・6%増。5カ月連続で前年同月の実績を上回り、上昇率は7月(4・8%)から拡大した。業種別では自動車や医薬などが伸びた。1~8月の累計は前年同期比0・4%増と、今年に入って初めてプラスに転じた。

 企業の設備投資を含む固定資産投資は1~8月の累計で0・3%減で、1~7月(1・6%減)からマイナス幅が縮小した。政府の景気対策を背景に国有企業を中心に伸びが続いている。新型コロナ対策で注目される医薬製造業は18・3%増と大きく拡大した。道路や鉄道などのインフラ投資は0・3%減だった。

 生産、消費、設備投資の主要経済統計は、新型コロナ直撃を受けて1~2月に軒並み初のマイナスに落ち込んでいた。その後に政府主導で回復が進み、7月に発表した2020年4~6月期の実質国内総生産(GDP)は前年同期比3・2%増と、2四半期ぶりにプラスに転じている。

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