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欧州でコロナ感染再拡大 パンデミック半年、「第2波」懸念

スペイン・カナリア諸島のビーチでくつろぐ人々=8月13日(ロイター=共同)
スペイン・カナリア諸島のビーチでくつろぐ人々=8月13日(ロイター=共同)

 【パリ=三井美奈、ロンドン=板東和正】欧州で新型コロナウイルスの感染が再び広がっている。9月に入ってスペインやフランスでは1日の新規感染者数が8000人を超え、英国でも増加傾向にあり、各国は新たな措置にも乗り出した。世界保健機関(WHO)がパンデミック(世界的大流行)を表明して11日で半年。感染拡大の「第2波」が懸念されている。

■入院、3月超える勢い

 仏政府は8月末、「週100万件のPCR検査を行う」目標を発表。パリでは市役所前に無料検査所が設けられ、朝から長蛇の列ができている。10日の政府発表では、1日の新規感染者は9843人に上り、入院者数も3月を超える勢いで増加。新学期を今月迎えたばかりなのに、すでに32校の500学級以上が閉鎖になった。

 マクロン大統領は10日、「ウイルスの広がりに対応せねばならない」と発言。現在行っているマスク義務化などに加え、新たな対策を検討すると表明した。仏メディアによると、一部地域を対象とした外出制限などを想定している。

 スペインでは今月、西欧で初めて感染者の累計が50万人に達した。首都マドリードでは7日から新たな感染対策として10人を超える集会が禁止された。バーや飲食店の客数は定員の75%、カウンター客は50%とするよう定められた。

 中・東欧では今春、西欧に比べて感染が深刻化していなかったが、人口約1000万人のチェコでは今週、1日当たりの新規感染者が1000人を突破した。ハンガリーでも増加傾向が続く。

■入国規制、再び対応

 欧州連合(EU)加盟国は6月、感染沈静化に伴って域内の入国規制を一斉解除したが、感染の再拡大で各国は対応を取り始めた。ドイツはフランスのパリ首都圏や南部、スペイン全土などを「危険地域」に指定し、この地域からのドイツ渡航者に対するPCR検査を義務化。イタリアやオーストリアもスペインやクロアチアからの入国者に、PCR検査による陰性証明を求めている。

 EU欧州議会は14日から、仏東部のストラスブールで本会議を開く予定だったが、現地での感染広がりを受け、ブリュッセルでの開催に切り替えた。

 英BBC放送によると、英国では1000人未満に一時は抑えられていた1日の新規感染者数が、9月上旬に再び2000人を超えた。

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