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ASEAN関連外相会議が開幕 ベトナム首相、南シナ海は「不安定性が増大」

 【シンガポール=森浩】東南アジア諸国連合(ASEAN)と、日本、米国、中国などの域外国が参加する関連外相会議が9日からテレビ会議方式で始まった。米中の対立が深まる中、南シナ海情勢や新型コロナウイルス対策などが焦点となる。議長国ベトナムのフック首相は開会式で、「南シナ海を含む地域情勢は、平和と安定を阻害する不安定性の増大に直面している」と発言。南シナ海で中国が実効支配を強化している状況を念頭に、地域の安定の重要性を訴えた。

 関連会議には、米国からはポンペオ国務長官が、中国からは王毅国務委員兼外相が参加する見通し。ポンペオ氏は7月、歴代政権が対話を通じて中国を国際社会に組み入れようとする「関与政策」からの決別を宣言。南シナ海の領有権に関する中国の主張も完全に否定しており、中国は激しく反発している。双方の対立が会議の場で顕在化する可能性がある。

 ASEAN内部では中国の南シナ海での活動強化に対して、領有権を直接争うベトナムやフィリピンなどに反発の声が強い。ただ、米中の対立激化に巻き込まれることは避けたいという思惑もあり、加盟国が一枚岩となるのは難しい状況が続いている。

 関連会議は12日まで行われ、最終日には北朝鮮も参加するASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議が開催される。北朝鮮からは外相は参加せず、在ベトナム大使館の外交官が出席する見通し。

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