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トランプ大統領、暴動発生のケノーシャ訪問 「法と秩序」掲げる

暴動発生現場を訪れたトランプ米大統領(中央)=1日、ウィスコンシン州ケノーシャ(AP)
暴動発生現場を訪れたトランプ米大統領(中央)=1日、ウィスコンシン州ケノーシャ(AP)

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は1日、警官による黒人男性への発砲事件を受けて暴動が発生した中西部ウィスコンシン州ケノーシャを訪れ、地元の警察幹部や地区の代表らと会合を開いた。トランプ氏は、暴徒による破壊行為は「平和的デモなどではない。国内テロだ」との認識を示し、同州の法執行能力の強化を支援するため同州政府に4200万ドル(約44億4500万円)を提供すると明らかにした。

 トランプ氏は会合で「ケノーシャは反警察と反米を唱える暴動で破壊された」と指摘し、「市の早急な復興」に向けて被害を受けた小規模企業の事業主らに総額約400万ドルを支援する意向を表明した。ケノーシャの地元警察にも100万ドルを支援するとした。

 トランプ氏はまた、バー司法長官らと一緒に暴動があった市内の現場を訪れ、放火で全焼した建物などを視察した。

 同州のエバーズ知事(民主党)は先週、トランプ氏の要望を受けて州兵を出動させ、暴動を鎮圧させたが、トランプ氏の訪問は「時機が適切でない」などとして反対していた。

 一方、商店主ら地域代表は会合でトランプ氏の支援表明に謝意を示した。

 ウィスコンシン州は大統領選の勝敗を左右する激戦州に位置付けられ、2016年大統領選ではトランプ氏が小差で勝利した。

 トランプ氏は全米各地での治安悪化をにらみ、11月実施の大統領選で「法と秩序」の維持を主要争点に据えて選挙戦を展開。ウィスコンシン州でも、暴動が激化した先週に支持率が急伸し、民主党候補のバイデン前副大統領に3・5ポイント差(1日現在、リアル・クリア・ポリティクス調べ)に迫っている。

 一方、11月の大統領選で政権奪還を目指す民主党候補のバイデン前副大統領の陣営は1日、トランプ氏のケノーシャ訪問は「対立解消につながらない」と批判し、同氏も近く現地を訪れる予定だと明らかにした。 

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