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中国軍、台湾周辺で実戦演習 米長官訪台に対抗

台湾総統府で会談した蔡英文総統(右)とアザー米厚生長官=10日、台北(台湾総統府提供・共同)
台湾総統府で会談した蔡英文総統(右)とアザー米厚生長官=10日、台北(台湾総統府提供・共同)

 【北京=西見由章】中国人民解放軍の地域別指揮機関「東部戦区」は13日、台湾海峡や台湾の「南北両端」周辺で実戦演習を相次いで実施したと発表した。演習の時期は「最近」とし、規模や詳細は明らかにしていない。

 中国国防省によると、同戦区の張春暉(ちょう・しゅんき)報道官は「一部の大国が台湾独立勢力に著しく誤ったシグナルを出している」と述べ、演習がアザー米厚生長官による9~12日の訪台への対抗措置であることを事実上言明。「戦区の部隊は(今後も)高度な警戒を維持し、あらゆる必要な措置をとる」と威嚇した。中国軍が演習の政治的な目的を公言し、さらなる軍事行動を示唆するのは異例だ。

 台湾の国防部(国防省に相当)によると、中国の戦闘機、「殲10」と「殲11」は10日、台湾海峡の中間線を越えて台湾側を飛行した。中国側の「演習」の一環だったとみられる。同日にはアザー氏が台湾の蔡英文総統と会談した。

 北京の外交研究者は7月、トランプ米政権が新たな対中圧力のカードとして「一つの中国」政策の形骸化などに踏み切って「深刻な事態になる」可能性を指摘しており、今回の演習はこうした危機感の表れといえそうだ。

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