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台湾の蔡総統、対中防衛で「非対称戦力」の強化訴え

台湾の蔡英文総統(台湾総統府提供・共同)
台湾の蔡英文総統(台湾総統府提供・共同)

 【ワシントン=黒瀬悦成】台湾の蔡英文総統は12日、米政策研究機関ハドソン研究所のイベントでビデオ演説した。蔡氏は中国による香港の民主派弾圧に関し、「2300万人の台湾人は自身の将来を自身で決める権利がある。中国とは正反対だ」と指摘。台湾は、自由で開かれたインド太平洋地域を守る「民主主義の防塞」であるとし、中国の脅威をにらんだ米国との安全保障連携を強化していく意向を表明した。

 蔡氏は、米英が中国政府による香港国家安全維持法の施行などを強く非難したことを称賛した上で、さらに多くの国々が非難の声を上げるべきだと訴えた。

 また、中国の習近平体制による統一圧力に徹底的に反対する立場を打ち出す一方、「平和と対等、繁栄」に基づく中国との対話は排除しないとも指摘した。

 一方で、中国と渡り合うには台湾が適切な防衛力を備える必要があるとし、中国による台湾侵攻を阻止するため、米国からの武器購入や軍の機構改革などを通じた「非対称戦力」の強化が急務だと強調した。

 イベントに出席した駐米台北経済文化代表処の蕭美琴代表(駐米大使に相当)は、中国軍の上陸作戦の阻止や沿岸防衛に向け、米国から機雷や巡航ミサイルなどを購入する方向で協議中だと明らかにした。

 ロイター通信によると、米国はこれらの兵器に加え、少なくとも4機の海上監視用大型無人機「シーガーディアン」の売却交渉を台湾と行っているという。

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