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「100年に1度の健康被害」 WHO報道官が危機訴え

マーガレット・ハリス報道官(WHO提供)
マーガレット・ハリス報道官(WHO提供)

 世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスについて「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言してから30日で半年がたったが、感染拡大は続いている。世界全体の感染者数は累計1600万人を超えた。WHOのマーガレット・ハリス報道官は「人類は100年に1度の健康被害に直面している」とし、「私たちは新型コロナとともに生きることを学ばなければならない」と感染防止策の徹底を訴えた。(ロンドン 板東和正)

 --緊急事態宣言から半年がたった。現在の感染状況は

 「新型コロナの感染が世界のいたるところで急増している。特に、(米国やブラジルなどの)南北アメリカ大陸で流行が激しく加速しており、インドやロシアでも大規模な発生が続いている。アフリカでの流行も懸念している。また、オーストラリアのように新型コロナの発生を制御していた国でも最近、感染件数が増えている。どの国でも大規模な流行が発生する可能性がある」

 --欧州諸国では感染拡大の「第2波」が懸念されている

 「欧州諸国では確かに、感染者数が増加する可能性がある。これは、人類にとって100年に1度の健康被害だ。感染がある程度、抑えられてもウイルスは決してなくならない。外出制限が終わって、普通の生活に戻っても私たちは新型コロナと共存している。もし、私たちが、社会的距離の確保、手洗い、屋内でのマスク着用などの対策を行わなければ、感染率が再び上がる可能性が高くなる」

 --新型コロナのワクチンを開発する英オックスフォード大のチームが、接種した人に感染を防ぐ抗体ができたと発表した

 「今回の結果は3段階ある臨床試験の1、2段階目だった。(実際に新型コロナ感染を防ぐ効果があるかどうかも見極める)最終試験は数カ月かかり、早くても来年まではワクチンは製造できないだろう」

 「ただ、ワクチン開発は通常、10年かかるといわれるが、新型コロナのワクチンの開発スピードは前例がない速さだ。160以上のワクチンの開発計画が世界で進んでおり、新型コロナに打ち勝つための科学界の努力は並外れている」

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