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〈独自〉北朝鮮から解放された米博士「日本人7人前後とひそかに会った」拉致被害者と判断、周辺合わせ約25人

 キム氏は、脱北を持ち掛けた別の男性もいたが、家族への危害を恐れ、応じなかったと振り返った。通常は監視下に置かれ、多くが「帰国を諦めている」と漏らしていたともしている。

 50~80年代には在日朝鮮人の帰国事業が推進され、同行した日本人妻もいた。キム氏は、自分が会った7人前後の日本人は日本人妻らと管理が異なり、周囲の証言からも元在日や日本人妻ではないと判断したとしている。一方で、日本語が理解できず、日本人らの名前は覚えていないとした。

 キム氏は「日本政府には自由を奪われ、祖国に帰れない自国民を救い出す責任がある」と主張。日本政府の依頼があれば、積極的に協力する意向も示した。

 インタビューは1月にソウルで数回行われ、その後も電話などによる取材が続けられた。

ドンチョル・キム 韓国ソウル出身の元牧師。1980年から米国に留学し、米市民権を得るとともに神学の博士号を取得。布教目的で中国朝鮮族の妻と中国に渡った後、2001年から北朝鮮との間を行き来するようになった。15年にスパイ容疑で逮捕。解放後は米国に在住。

北朝鮮による日本人拉致問題 1970年~80年代、誘い出しや暴力的な手段で多くの日本人が北朝鮮に連れ去られ、本人の意思に反して長年、留め置かれている問題。日本政府は2002年に帰国した5人を含む17人を拉致被害者に認定しているが、警察や民間団体は、拉致の可能性が排除できない800人以上を調べている。北朝鮮は14年に日本とのストックホルム合意に基づき、特別調査委員会を設け、拉致被害者を含む在留日本人の調査に乗り出したが、北朝鮮の核実験などを受けて日朝間の協議と調査は頓挫した。

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