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【自由が消える-香港】(4)「紅」に染まる教育現場 写真改竄、デモ歌禁止…「生徒たちに申し訳ない」

 香港政府は最近、生徒が校内で政治的なスローガンを叫ぶ行為などを禁止するよう各校に要求。学校側はピリピリしているのだ。

 今後、香港国家安全維持法が施行されると、教師も国家分裂、政権転覆などの罪に問われかねない。

 「教師たちの自己規制はさらに進むだろう。生徒には申し訳ないが…」

 林氏は実は反政府デモの支持者で、前線の若者たちをひそかに支援してきた。

 「あなたは、生徒から『香港に栄光あれ』を歌いたい、と求められたらどうしますか」と聞いてみた。

 林氏はしばらく沈黙した後、「やっぱり、だめだとはいえないな」。顔をゆがめながら声を絞り出した。

 香港では今月、国歌条例が制定され、学校でも中国の国歌「義勇軍行進曲」を歌う機会が増加する。

 もともと抗日運動の歌だった中国国歌は「立ち上がれ、奴隷になることを望まぬ人々よ!」で始まる。

 「この歌詞の意味を教えることで、国歌を中国への抵抗ソングにできるかもしれない。正面からぶつからずに反抗していこうか…」

 香港国家安全維持法を迎える林氏の心は、なおも揺れている。(香港 藤本欣也)=おわり

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