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香港で国家安全法採択を前に抗議デモ 360人以上逮捕

27日、香港で立法会周辺の警戒に当たる警察官ら(AP=共同)
27日、香港で立法会周辺の警戒に当たる警察官ら(AP=共同)

 【香港=藤本欣也】香港の立法会(議会)で27日、中国国歌への侮辱行為を禁じる「国歌条例」案の審議が再開された。中国の全国人民代表大会(全人代=国会)では28日、香港市民の基本的人権に制限を加える「国家安全法」を香港に導入する議案が採択される予定で、同条例や同法に反対する若者ら1千人以上が立法会周辺など香港各地に集結。警察当局は、違法集会に参加した容疑などで360人以上を逮捕した。

 この日は朝から、若者らが道路や線路に障害物を置き、車両の走行や列車の運行を妨害するなどした。警察当局は約3500人を動員し、立法会の周辺を封鎖。立法会の建物を包囲しようとした若者らを強制排除した。

 国歌条例案は、中国の国歌「義勇軍行進曲」を替え歌などで侮辱した場合、最高で禁錮3年の刑罰を科す内容。昨年の逃亡犯条例改正案に反対するデモや、「表現の自由を侵害する」として国歌条例案に反発する民主派議員らの議事妨害などで審議が中断していた。6月4日に採決される見通しとなっている。

 立法会に近いショッピングモールなどでは、若者や市民らが反政府デモのテーマソング「香港に栄光あれ」を歌う抗議活動も行われた。この歌を香港の“国歌”と位置づける若者らが増えている。この日は「ONE NATION ONE HONGKONG」(1つの国家、1つの香港)という新たなスローガンが叫ばれた。

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