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中国IT大手・テンセント、クラウドで日本企業の中国進出支援

ビルの前に置かれた中国IT大手の騰訊控股(テンセント)のロゴマーク=2018年、広東省深●(=土へんに川)市(三塚聖平撮影)
ビルの前に置かれた中国IT大手の騰訊控股(テンセント)のロゴマーク=2018年、広東省深●(=土へんに川)市(三塚聖平撮影)

 【北京=三塚聖平】中国IT大手の騰訊控股(テンセント)は13日までに、日本でクラウド事業を強化する方針を明らかにした。得意のゲーム関連から事業を広げ、同社のクラウドサービスを活用した日本企業の中国進出の支援も進める。それに向け、日本拠点のスタッフを今年中に前年比で倍増させる見通しだ。

 テンセントは昨年、日本のクラウド市場に参入した。クラウドは、インターネット経由でソフトやシステムを使うことができるサービス。日本市場では、米アマゾン・コムなど米国勢が存在感を示している。

 中国市場では、大手ネット企業がテンセントのクラウドサービスを利用しているという。そうした実績をテコに日本でも顧客開拓を進めるとみられる。

 テンセントクラウドで北東アジア市場を所管する趙剣南氏は産経新聞の取材に「日本企業の中国進出についても取り組みを拡大させる」と述べた。流通や製造業向けなどの事業も強化する方針を示した。趙氏は、日本市場について「今年の収益は前年比で3~5倍増が見込まれている」と明らかにした。

 テンセントは、中国を代表するIT企業のひとつ。1998年に設立し、広東省深(しん)●(=土へんに川)(せん)市に本拠を置いている。ゲーム事業に強みを持つほか、中国で幅広く普及している通信アプリ「微信(ウェイシン)」を展開するなど中国国内での知名度は非常に高い。昨年12月に任天堂が家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売を中国で開始したが、テンセントが代理店になっている。

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