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【新型コロナ】英国の死者数が欧州で最大に イタリアを超える

個人用の保護服を着て患者を扱う医療スタッフ=5日、英国ケンブリッジ(代表撮影、ロイター)
個人用の保護服を着て患者を扱う医療スタッフ=5日、英国ケンブリッジ(代表撮影、ロイター)

 【ロンドン=板東和正】米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、5日時点で、英国の新型コロナウイルスによる死者数が2万9502人となった。死者数では米国に次いで世界で2番目となった。2万9315人のイタリアを抜き、欧州で最多となった。英国では、防護服やマスクの不足から医療従事者の安全が確保できない状況に加え、介護施設での感染拡大で死者が増えたとみられている。

 ラーブ英外相は5日、記者会見で、死者数の増加を受け、「(英国にとって)かつてないほどの大きな悲劇だ」と述べた。

 英国の新型コロナの感染者数は19万6239人で、米国、スペイン、イタリアに次いで世界で4番目に多い。

 英国では感染者が1月末に初めて確認された。ジョンソン首相は当初、人口の一定割合がウイルスへの免疫を獲得することで感染を抑制する「集団免疫」の手法を目指していたが、医療現場の負担を懸念し、方針転換。3月23日に外出制限を開始したが、その後も感染者は増え続けてきた。

 ジョンソン氏は4月30日、新型コロナについて、英国内の感染拡大の「ピークを過ぎた」と明言した。英政府は、外出制限の緩和に向けた計画を近く公表する方針だが、早期の緩和は感染拡大の第2波を引き起こす恐れがあり、慎重な判断が求められそうだ。

 ジョンソン氏自身も3月27日に先進7カ国(G7)の首脳として初めて感染を公表。4月6日に容体が悪化して集中治療室(ICU)に入り、ラーブ氏に首相の職務を任せていた。ジョンソン氏はその後、約3週間、公務に復帰できなかったことから、新型コロナの対策が遅れたとの見方もある。

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