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中国海洋調査船がベトナムEEZ内に再び進入 警戒強化

 【シンガポール=森浩】中国の海洋調査船がベトナムの排他的経済水域(EEZ)に進入したことが分かり、ベトナムが警戒を強めている。調査船は昨年にも南シナ海で海底の調査などを実施。新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)を受けても、海洋進出を続ける中国の姿勢が改めて浮き彫りとなった。

 ロイター通信などによると、中国の海洋調査船「海洋地質8号」は14日、ベトナム沿岸から158キロの地点で確認された。16日にはマレーシアやブルネイの近海に移動したもようだ。実際に海底の調査などを実施したかは分かっていない。ベトナム外務省は声明で「すべての国が国連海洋法条約や国際法の関連規定に従うことを要求する」と反発した。

 海洋地質8号は、昨年7月にも数カ月間にわたって南シナ海を航行。ベトナムのEEZ内にも進入し、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストはスプラトリー(中国名・南沙)諸島近くなどで、海底約3万5000平方キロを調査したと報じた。

 南シナ海には石油や天然ガスなど豊富な天然資源が存在するとみられているが、調査はほとんど進んでいない。米空母で新型コロナの感染が広がり、即応能力の低下が指摘される中、中国は南シナ海で自国の権益を拡大する動きを強めている形だ。

 中国とベトナムをめぐっては、4月2日に南シナ海のパラセル(同・西沙)諸島付近で、中国海警局の船がベトナム漁船に体当たりして沈没させる事故が発生。乗組員8人は無事だったが、ベトナム政府のほか米国やフィリピンも中国を批判した。

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