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露、初のヘリ空母建造へ 露メディア 軍事均衡に影響も

 【モスクワ=小野田雄一】イタル・タス通信は16日までに、軍事産業筋の情報として、ロシアが近く同国初となるヘリコプター搭載型強襲揚陸艦(ヘリ空母)2隻の建造に着手すると報じた。建造はロシアがウクライナから2014年に併合したクリミア半島の造船工場で行われ、2隻は27年までに露海軍に引き渡される計画という。

 ヘリ空母建造の目的は揚陸能力や対潜水艦能力の向上とみられる。仮にアジア太平洋地域に配備された場合、地域の軍事バランスに影響する可能性がある。

 タス通信によると、ヘリ空母の排水量は2万5千トンで、全長最大220メートル。20機以上のヘリのほか、揚陸艇や兵員900人以上の輸送が可能という。建造を担当する露企業との契約は4月末までに結ばれ、5月から建造が開始される予定。予算は1千億ルーブル(約1440億円)弱としている。

 ロシアはかねてからヘリ空母の導入を計画しており、11年にはフランスに同国のヘリ空母「ミストラル級」の建造を発注。しかし14年のクリミア併合を受け、フランス側から契約を破棄された経緯がある。

 ロシアが唯一保有する空母「アドミラル・クズネツォフ」(1990年就役)は老朽化が進んでおり、現在は近代化改修中。しかし昨年12月には艦内で火災が発生するなど、予定された21年以降の復帰が遅れる可能性も指摘されている。

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