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【アジア見聞録】「食事と祈り」で安全過信 東南アジアで「サイレント感染」急拡大

 隣国タイが国境封鎖を決めたことや、国内商業施設の閉鎖を命じたことなどで、タイで就労していた出稼ぎ労働者がミャンマーに戻っている。タイでは27日現在で1045人の感染者がおり、ミャンマー国内ではウイルス拡散への懸念が高まるが、国内での流行を検知し、適切な治療を施せるかは未知数だ。

 ラオスも状況は同じだ。保健副大臣は3月上旬、海外メディアに「政府の迅速な対応のおかげでノーウイルスのシナリオは可能だ」と自信を見せたが、24日以降、相次いで6人の感染が確認された。

 地元医師は米誌フォーリン・ポリシーに「隠れた流行があるのではないかと心配している」と発言。ラオスでもタイから労働者が舞い戻る状況が起きており、感染拡大につながる可能性が懸念されている。

「感染ゼロ」一転、急拡大

 急速に危機感が高まる両国だが、ともに「自国の未来」として懸念するのが、インドネシアの現状だ。

 インドネシアは人口約2億6000万人ながら、2日まで感染者は確認されていなかった。テラワン保健相は水際対策の成功を主張し、「祈りのおかげだ」とも自慢げに話したが、その後、感染が続出。27日現在で893人の感染が確認され、78人が死亡した。死者は東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国で最も多く、9%近い死亡率の高さが課題だ。

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