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英観光地、ゴーストタウンに イタリアに次ぐ医療崩壊の危機

24日、ロンドン北西部のスーパーの入り口に立ち、マスクを着用する店員。多くの客が店内に入らないように監視している(板東和正撮影)
24日、ロンドン北西部のスーパーの入り口に立ち、マスクを着用する店員。多くの客が店内に入らないように監視している(板東和正撮影)
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 【ロンドン=板東和正】英国で新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、外出を制限する措置が23日夜から始まった。約1カ月前には東京の代わりにロンドンで五輪・パラリンピックを開催できるとの声も上がっていたが、英国の新型コロナの感染者数は今や日本を大きく上回った。医療体制の整備が他の欧州諸国より遅れる英国は感染者の治療に対応できない恐れが高く、イタリアに次ぐ医療崩壊の危機が指摘されている。

■外出「違反」に罰金

 ロンドン北西部セント・ジョンズ・ウッド駅から徒歩5分。ビートルズの大ヒットアルバム「アビイ・ロード」のジャケット写真で有名な横断歩道では24日朝からほとんど人の姿がなかった。ビートルズ・ファンの聖地の一つであるこの横断歩道には平日でも近隣住民や観光客が集まっているだけに、住民の男性(43)は「観光地がゴーストタウンのようになった」とため息をついた。

 ジョンソン首相は23日のテレビ演説で、必需品の購入、1日1回の運動、自宅ではできない必要な仕事などを除いて外出を禁止すると発表した。違反すれば罰金が科せられることから、ロンドン中心部の繁華街も人通りが少なくなった。

 一方、ロンドン市内のスーパーでは、新型コロナの影響で品不足を恐れる人々が必需品を購入するために長蛇の列を作った。一部のスーパーでは24日から、感染を広げないために店内に多くの客を入れない対策を開始。マスクを着用した店員が入り口に立ち、店内にいる客の人数を確認しながら、外で待つ客を1人ずつ入れる厳重な対応をとった。英国では、1週間ほど前から食料品やトイレットペーパーなどの日用品が手に入りにくい状況が続いている。ロンドン市内に住むエミリー・ルーラマさん(34)は「自宅で生活する時間が増えるので食料品や日用品がより必要になり、買い占めをする住人も増える。外出制限には反対だ」と打ち明けた。

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