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バス集団レイプ事件で死刑執行 インド、厳罰化も事件絶えず

集団レイプ犯の死刑に賛同する市民ら=20日、ニューデリー(AP)
集団レイプ犯の死刑に賛同する市民ら=20日、ニューデリー(AP)

 【シンガポール=森浩】インドの首都ニューデリーで2012年、バスの車内で女子学生=当時(23)=が集団レイプされ殺害された事件で、殺人罪などで死刑判決を受けた男4人の刑が20日、執行された。悲惨な事件はインド社会に衝撃を与え、性犯罪に対する罰則強化の契機となったが、痛ましい事件はいまだ続発している。

 事件は12年12月に発生。無認可のバスに乗っていた女子学生が、男6人に集団レイプされ、鉄パイプで下腹部などに暴行を受け、車外に投げ出された。女子学生はシンガポールの病院に搬送されて治療を受けたが死亡した。犯人の1人は勾留中に自殺。1人は未成年だったため矯正施設に収容され、既に出所している。

 死刑執行を受けて、女子学生の母親は司法に感謝するコメントを発表。執行場所となった拘置所周辺には死刑に賛成する多くの市民が詰め掛けた。

 事件後、インドではレイプ犯罪の罰則は最高で死刑が科されるまで強化された。だが、18年には全国で約3万4千件のレイプ事件が発生するなど、女性が被害者となる事件は絶えない。昨年12月には北部ウッタルプラデシュ州で、自身が受けた性的暴行事件の証言のため裁判所に向かっていた女性が火を付けられて死亡する事件が発生。犯人への厳罰と女性の地位向上を求めるデモが全土で行われた。

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