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ホンダが武漢で生産再開 湖北省で企業活動一部始まるも正常化ほど遠く 

中国・武漢にあるホンダの工場=2019年4月(共同)
中国・武漢にあるホンダの工場=2019年4月(共同)

 【北京=三塚聖平】ホンダは11日、新型コロナウイルスの震源地となった中国湖北省武漢市の四輪車工場で生産を再開したと発表した。湖北省政府は同日、感染防止のため休業を求めていた企業の再開を一部で認める通知を出した。企業活動が本格再開すれば感染拡大のリスクが増すため、中国当局は景気と感染リスクの双方をにらんだ難しいさじ加減が求められる。

 湖北省では、新型ウイルスの感染拡大を防ぐため、省内の企業に10日まで休業を求めていた。これにより春節(旧正月)の休暇が始まった1月24日頃から1カ月半以上も企業の動きが止まっていた。

 同省は、武漢市でも世界の産業への影響が大きい企業の再開を認めると表明した。ホンダが該当したとみられる。同社は武漢の工場で少量での生産を始めており、「緩やかに生産を継続させていく」と説明している。日産自動車は、同省襄陽市の工場で今週中に生産を再開する予定だ。

 習近平国家主席は10日に武漢を現地視察した際、湖北省について「一日も早く全面的に正常な軌道に入らなければならない」と強調する重要講話を発表。一方で「予防・抑制を強化するのが前提だ」とも指摘しており、経済が動き出すことで再び感染が拡大するリスクを警戒している。

 ただ、企業活動が再開しても正常化には時間がかかるとみられる。日本貿易振興機構(ジェトロ)広州事務所などが2月下旬に広東省を中心とした中国南部の日系企業を対象に行った調査では、操業・生産を再開した企業が全体の96・5%に上る一方で、再開後の稼働率が100%に達したのは6・7%に留まり、60%未満でも4割弱だった。広東省では2月10日に企業活動が再開したが、新型ウイルス流行前の水準にまだ戻すことができずにいる。

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