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新型コロナ、世界的大流行に現実味 WHOが警告

会見する世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長(ロイター)
会見する世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長(ロイター)

  【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は9日の記者会見で、新型コロナウイルスについて、「パンデミック(世界的大流行)となる脅威が非常に現実味を帯びてきた」と述べた。感染が世界各地に広がり、歯止めがかからない状況を受けて、危機感を示した。

 WHOの9日付状況報告によると、ウイルスの感染者は全世界で10万9578人で、108カ国・地域となった。テドロス氏は会見で「新型コロナウイルスは多くの国でしっかり根をおろしてしまった」と指摘した。

 一方、「今後、パンデミックになってもならなくても、決して諦めないという方針は変わらない」として、「ウイルスの制御は可能だ」と強調。新型コロナウイルスの封じ込めとともに、影響の緩和や対症療法にも注力する必要性を訴えた。

 また、テドロス氏は9日、感染が急増するイタリアの大規模な移動制限について「ウイルスの封じ込めに向け積極的な措置を講じており、心強く思っている」と評価。「数日中に効果が現れることを望んでいる」と話した。

 新型コロナウイルスをめぐってWHOは2月28日、世界全域について危険性評価を「高い」から最高レベルの「非常に高い」に引き上げた。ただ、現時点で地球のほぼ全体の感染を意味するパンデミックは宣言していない。

 WHOはパンデミックを宣言することで、世界の恐怖感を過度にあおることを懸念しているとみられている。WHOで緊急事態への対応を統括するマイク・ライアン氏は9日、「パンデミックという言葉に対する世界の反応がどうなるか心配している」と話した。

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