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北朝鮮が飛翔体2発を発射、今年初めて 短距離弾道ミサイルか

朝鮮労働党の政治局拡大会議を指導する金正恩党委員長。朝鮮中央通信が2月29日報じた(朝鮮通信=共同)
朝鮮労働党の政治局拡大会議を指導する金正恩党委員長。朝鮮中央通信が2月29日報じた(朝鮮通信=共同)

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮は2日午後0時37分ごろ(日本時間同)、東部の元山(ウォンサン)付近から日本海の北東方向に飛翔(ひしょう)体2発を発射した。韓国軍合同参謀本部は、飛翔体が約240キロ飛行し、高度は約35キロに達したと探知。短距離弾道ミサイルと推定している。北朝鮮が「超大型放射砲(多連装ロケット砲)」と称する事実上の短距離弾道ミサイルの可能性もある。

 北朝鮮によるミサイルなどの発射は昨年11月28日以来で、今年初めて。韓国軍当局は、朝鮮人民軍が2月28日に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長立ち会いの下、東部で行った合同打撃訓練の一環として試射が行われたと分析している。日本政府によると、日本の排他的経済水域(EEZ)内への飛来は確認されていない。

 北朝鮮の非核化などをめぐる米朝交渉が行き詰まる中、金氏は昨年末の党中央委員会総会で、核兵器を指す戦略兵器の開発推進を宣言し、「世界は遠からず、新たな戦略兵器を目撃する」と新型兵器実験を示唆していたが、今年に入って目立った動きはなかった。

 北朝鮮は、新型コロナウイルスの感染拡散を防ぐため、中国との国境を事実上、封鎖する防疫体制を取っている。経済的打撃も大きいとみられる中、軍事訓練や飛翔体の発射で体制の引き締めを図ったといえる。韓国での感染拡大を受け、米韓軍は春の合同軍事演習の延期を発表したが、北朝鮮としては軍事力増強で一歩も引かない姿勢を誇示した形だ。

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