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香港各地で抗議デモ 新型肺炎の関連施設整備に反対

 【香港=藤本欣也】肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染が拡大する香港で16日、政府が進める診療所や隔離施設の整備に反対する集会やデモ行進が各地で行われた。昨年から続く反政府・反中デモを主導してきた若者たちも多数参加し、住民とともに政府に抗議の声を上げた。

 九竜地区の長沙湾ではこの日、町内の診療所が新型肺炎関連の医療機関に指定されたことに抗議するデモがあった。幼稚園に通う子供の母親(35)は「なぜ幼稚園や小学校の隣にある診療所を指定したのか。政府は地元に事前の説明もなかった」と政府への不信感をあらわにする。

 新型肺炎をめぐり、香港政府が迅速かつ効果的な防疫対策を講じられない中、これまで親政府・親中派だった市民らも政府へ抗議の声を上げ、反政府・反中派の若者らと共闘するケースも少なくない。

 数百人が集まった長沙湾の集会には高齢者の姿も少なくなかった。昨年から続く反政府・反中デモのスローガンを叫ぶ若者もいた。新型肺炎の問題とは関係のない英領時代の香港の旗や米国国旗、「香港独立」と記された旗も掲げられた。

 他の地区から駆け付けた男子高校生(15)は新型肺炎をめぐる政府の対応を批判し、「今回も反政府デモの一環だ」と話した。

 香港では政府の防疫政策に抗議する同様のデモが相次いでおり、香港メディアによると、15、16両日だけで少なくとも10カ所で行われた。

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