PR

ニュース 国際

【香港に生きる】病院にも“勇武派”がいた 初の病院スト「穏健な抗議では何も変わらない」

 昨年6月に本格化した反政府デモには何度も参加した。そのたびに、最前線に立って警官隊と対峙(たいじ)する勇武(武闘)派の若者たちを見ながら、「本当に勇気がある。自分には到底まねできない」と思っていた。

 でも、中国返還後初めてという病院ストを決行した自分たちはどうだろう。

 「穏健な抗議活動では何も変わらないという現状認識は彼らと似ている。私たちも勇武派といえるのかもしれない。医療界のね」

 将来の夢を聞いてみた。戸惑いの表情を浮かべて、「実は-」と切り出したのが移民の計画だった。

 「来年、恋人と結婚して外国に移住しようと思っている。香港では、夢を持てない。しかしどこに行っても自分が香港人であることに変わりはない。だから今回のストに参加したんだ」

 インタビューを終えて繁華街に出ると、さっき別れたジェフリーが恋人であろう女性と前を歩いていた。取材時とは打って変わった、柔らかいまなざしで話をしながら、マスクの群れの中に消えていった。(香港 藤本欣也)

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ