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中国人の海外旅行客急減、世界の観光業に打撃

ローマ国際空港の中国国際航空のカウンター。職員がマスクを着用して対応している=1月31日(LaPresse・AP)
ローマ国際空港の中国国際航空のカウンター。職員がマスクを着用して対応している=1月31日(LaPresse・AP)

 【北京=三塚聖平】新型肺炎の蔓延(まんえん)を受けて、中国国内での団体旅行は1月24日に一時停止された。同27日からは海外への団体旅行も止まった。近年は春節(旧正月)の大型連休に合わせて国内外を旅行する中国人が増えていて、北京商報(電子版)によると今年は延べ4億5千万人が旅行し、そのうち延べ700万人超が海外に出ると予測されていた。人気の海外旅行先はタイ、日本、韓国、米国、ベトナムなどで、アジア各国が目立つ。

 新型肺炎が長期化すれば、世界に与える打撃も広がる。中国文化観光省によると、2018年に海外旅行に出た中国国民は前年比14・7%増の延べ1億4972万人。経済成長で中間層が拡大し、海外旅行者数は年々増加を続けてきた。

 日本でも「爆買い」は有名となったが、中国人海外旅行客の消費額は大きい。中国メディアによれば、18年の海外旅行者の消費額は1300億ドル(約14兆1千億円)超。各国の観光地では中国人客の減少にともない売り上げ低迷も見込まれる。現時点で新型肺炎の感染拡大に歯止めをかけるめどは見えておらず、中国人観光客がいつ戻ることになるか先行きは不透明だ。

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