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【新型肺炎】中国政府が春節休暇の延長を通知 海外団体旅行の停止も発動

車両の通行が制限され閑散とする中国・武漢市内=26日(共同)
車両の通行が制限され閑散とする中国・武漢市内=26日(共同)

 【北京=三塚聖平】中国国務院(政府)は27日、30日までの春節(旧正月)の休暇を2月2日まで延長するとの通知を発表した。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を防ぐためで、春節休暇が延長されるのは異例。27日には海外への団体旅行の停止措置も発動された。国内外で感染拡大に歯止めがかからないなかで、中国政府は人の流れを制限する強硬措置を相次いで打ち出している。

 中国の李克強首相は27日、新型肺炎の発生状況が最も厳しい湖北省武漢市に入った。現地の状況を視察するとともに、患者や医療関係者を見舞った。李氏は、新設された新型肺炎の対策チームトップを務めている。

 新型肺炎の発症者数は、ここ数日で増加ペースを加速させている。中国共産党機関紙、人民日報(電子版)によると、27日夕までに新型肺炎の発症者は中国本土で2804人、うち死者は81人に上った。回復して退院したのは55人にとどまる。現時点で感染の疑いがある事例は5794人に急増しており、発症者は今後も増えるとみられる。

 一方、国営中央テレビによると、武漢市の周先旺(しゅう・せんおう)市長は26日夜に記者会見し、現在までに500万人超が武漢を離れたことを明らかにした。春節や新型肺炎発生による影響と説明している。武漢では同市を出入りする飛行機や列車を止め、バスや地下鉄など市内の公共交通機関も営業停止する事実上の封鎖措置が23日から続けられている。新型肺炎の感染拡大を防ぐためだが、既に多くの人が市外に出ているとすれば同措置の実効性に疑問が生じる恐れもある。

 周氏は、新たに千人前後の発症者が確認される可能性があるとも表明。検査結果を待つ患者の人数などから推定したという。

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