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米高官、中国対応に懸念 「台湾のWHO関与を」

 中国・武漢の病院で新型コロナウイルスによる肺炎の発症者の手当てをする医療関係者=22日(画像の一部をモザイク加工しています)(共同)
 中国・武漢の病院で新型コロナウイルスによる肺炎の発症者の手当てをする医療関係者=22日(画像の一部をモザイク加工しています)(共同)

 【ワシントン=塩原永久】新型コロナウイルスの感染拡大をめぐる中国政府の対応について、米国務省高官は22日、記者団に「透明性に懸念がある」と指摘した。過去の感染症対応で中国が十分な情報公開をしなかった経緯を踏まえ、透明性確保と感染防止に向けた対策強化を求めた。

 高官は記者団の取材に、2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)で中国政府の情報開示が不足し、対応が後手に回ったことから、今回も「国際社会は安心感を得られていない」と述べた。

 米国でも感染者が確認されたため、高官は「国際的な感染拡大を抑える果断な措置」を視野に入れ対処するよう中国政府に促した。現状の対応状況については「中国は事態の重大性を認識している前向きな兆候がうかがえる」と評価した。

 感染者が把握された台湾について、高官は「台湾を世界保健機関(WHO)から排除するのではなく、WHOに一段と関与させるよう働きかけたい」と語り、WHOからの台湾排除を続ける中国を牽制(けんせい)した。公衆衛生の観点から、台湾がWHOの活動に参画する「恩恵を中国が理解することを望んでいる」とも話した。

 中国は「一つの中国」原則を掲げ、台湾のWHO加盟や、WHOの年次総会へのオブザーバー参加を阻止しているとされる。

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