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韓国がホルムズ海峡への部隊派遣を決定 米との不協和音で苦慮

 中東・ホルムズ海峡への派遣が決まった韓国軍の駆逐艦(聯合=共同)
 中東・ホルムズ海峡への派遣が決まった韓国軍の駆逐艦(聯合=共同)

 【ソウル=桜井紀雄】韓国政府は21日、中東イラン近海のホルムズ海峡周辺へ海軍部隊を派遣することを決めたと発表した。米国は韓国に、海峡の安全確保を目指す米国主導の有志連合への参加を求めてきたが、有志連合には直接、参加せずに独自の派遣となる。

 韓国は現在、海賊から自国船舶などを守るため、ソマリア沖のアデン湾に海軍「清海(チョンヘ)部隊」を派遣しており、部隊の活動海域をイラン側のペルシャ湾まで拡大して対応する。

 北朝鮮との対話が滞る中、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権は、韓国国民の北朝鮮への個人観光の解禁を検討し、北朝鮮への制裁効果の維持を優先するトランプ米政権との不協和音が指摘されている。在韓米軍の駐留経費をめぐる米韓交渉でも溝が埋まらない中、今回の派遣による貢献を米側へのアピール材料にしたい考えだ。

 ホルムズ海峡一帯は、韓国が輸入する原油の7割以上が通過する経済の生命線だ。イラン革命防衛隊精鋭部隊の司令官殺害で米国とイランの緊張が高まる中、有志連合への参加はイランを刺激しかねず、独自派遣で距離を保った。これに先立つ、日本政府による自衛隊の中東地域への独自派遣決定も影響したようだ。

 韓国国防省によると、派遣を伝えた米側は決定を歓迎。イランは理解を示しつつも自国の立場を説明したという。韓国軍の指揮で作戦を行うが、有志連合にも連絡要員として将校2人を派遣し、必要に応じて協力していくとしている。

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