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休館日の故宮へ車で乗り入れSNS投稿 「特権」への怒りで炎上

中国版ツイッター「微博」に投稿された北京の故宮敷地内に高級車で乗り入れた女性の写真(三塚聖平撮影)
中国版ツイッター「微博」に投稿された北京の故宮敷地内に高級車で乗り入れた女性の写真(三塚聖平撮影)

 【北京=三塚聖平】世界遺産に登録されている北京の故宮(旧紫禁城=しきんじょう)の敷地内に、高級車で乗り入れた写真をSNSに投稿した女性が批判を浴びる騒動となっている。故宮は海外からの賓客でも車の使用が制限されているうえ、女性が一般客の入場できない休館日に入ったと書いていたためだ。女性が共産党元老の親族だと過去に投稿していたことが火に油を注ぎ、インターネット上の書き込みは「特権」に対する怒りの声で炎上している。

 中国メディアによると、今月17日に中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」に、故宮の太和門付近で高級外車とともにポーズを決めた女性2人の写真が投稿された。敷地内は一般客が車で乗り入れることはできず、故宮を訪れた各国元首らも車から降りて歩いているという。さらに、投稿には「月曜の休館日」に故宮に入ったという記述もあった。故宮は中国を代表する観光地で普段は多くの観光客が行列を作っているが、投稿された写真には2人以外に人影はない。

 ネット上では女性の勤務先など身元の“特定”が進められた。香港メディアによると、中国共産党の設立直後に入党して1949年の中華人民共和国成立後に政府の要職を務めた人物の「孫の妻」であると過去に投稿していたと指摘された。ネット上では「これは誰が与えた特権だったのか」といった批判の声があがった。庶民の「特権階級」に対する不満が爆発した形だ。

 このような事態を許した故宮への批判も高まっている。故宮側は「今後は厳しく管理し、このような事態を防ぐ」と謝罪に追い込まれた。今年は1420年に紫禁城が完成してから600年に当たるが、歴史的建造物の保護の在り方を問う事態にも発展している。

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