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台湾に生きる 二大政党を目指す「基進党」 主席の陳氏

 「そもそも中国との統一を主張する国民党の存在を認めるべきではない」というのが陳氏の考えだ。「台湾の主権を否定している北京の中国共産党政権と手を組もうしていることは、ほかの国ならば外患誘致罪にあたる」と強調した。

 陳氏は大学卒業後、香港で約2年間、勤務した経験がある。1997年の香港返還直後で、共産党の勢力が香港の政治、経済、マスコミに急速に浸透した様子を目の当たりにした。「家をむしばむシロアリのようだった」と振り返る。

 その後、オランダの大学院に進んだが、2008年に対中融和政策をとる国民党の馬英九政権が発足し、中国が台湾にも浸透し始めたことに気づいたという。

 「親中勢力を排除しなければ台湾が危ない」と強い懸念を抱いた陳氏は、台湾に戻って政治活動を始めた。政治評論家としてテレビなどに出演。明快な主張が人気を博し、民進党から出馬の誘いもあったが、「台湾には2つ目の本土派政党が必要だ」と考え、基進党を創設した。

 「台湾の基本を固めて前進する」と党名の意味を説明した。総統選と同時に行われる立法委員(国会議員に相当)選挙で、陳氏自身も比例区2位で立候補している。「いまは当落線上と報じられている。当選すれば台湾の政治が変わる」と力を込めた。(台北 矢板明夫)

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