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チョ前法相の逮捕状請求 韓国地検、職権乱用の疑い

ソウル市内の自宅を出る韓国のチョ・グク法相=9月23日(聯合=共同)
ソウル市内の自宅を出る韓国のチョ・グク法相=9月23日(聯合=共同)

 【ソウル=名村隆寛】韓国大統領府の民情首席室特別監察班が、2017年に柳在洙(ユ・ジェス)前釜山副市長の汚職についての監察を上層部の指示により打ち切ったとされる疑惑をめぐり、韓国の検察は23日、職権乱用容疑で当時の民情首席秘書官だったチョ・グク前法相の逮捕状を請求した。裁判所は26日に逮捕状を発付するかどうか審査を行うという。

 柳前副市長は15~16年に業者から金品を受け取り、便宜を図った収賄罪などで先月、逮捕され、今月13日に起訴された。柳被告はかつて盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の随行秘書などを務めた。盧政権で大統領府民情首席秘書官だった文在寅(ムン・ジェイン)大統領の元部下でもある。

 監察打ち切りが「下命」されたとの疑惑に関し、検察は今月中旬、2回にわたってチョ氏から事情聴取した。事情聴取に対し、チョ氏は監察の打ち切りを認めつつも「把握できた不正は軽微なもので、正常な手続きに従った」と法的責任を認めていないという。

 だが、検察ではチョ氏が不正を把握しつつ不正に監察を打ち切ったとみて「裁量権を超えた職権乱用に該当する」と判断したようだ。

 チョ氏は妻ら親族の不正疑惑が浮上していた9月、文大統領によって法相に任命されたが、10月に法相を辞任した。昨年6月、南東部の蔚山(ウルサン)市長選に大統領府が介入した疑惑への関与も浮上している。

 チョ氏が逮捕されれば、文在寅政権への打撃は不可避で、来年4月の総選挙への影響も必至とみられる。

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