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マカオ返還20年ルポ 中国にナイフを突きつけられた市民

インタビューに答えるマカオ立法会議員の蘇嘉豪氏(藤本欣也撮影)
インタビューに答えるマカオ立法会議員の蘇嘉豪氏(藤本欣也撮影)
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 国家分裂や反乱の扇動、政権転覆を禁じた法律で、中国当局は香港にも早期制定を求めている。蘇氏は、同法が無言の圧力となり「マカオ市民の自己規制が進んでいる」とみる。

 返還後の20年については「市民の平均給与が3倍になった」と評価。マカオ政府が02年にカジノ市場の門戸を開放したことで、香港や米国、オーストラリアの業者が参入し、マカオのカジノ収入は米ラスベガスを抜いた。マカオの歳入の80%以上がカジノの税収で、総就業人口の15%超がカジノ関連の仕事に従事している。

 こうした中、マカオ政府は08年から毎年、利益還元の一環として市民らに現金を配布しており、来年は1人当たり8万~13万円相当の支給が見込まれている。

 蘇氏は「国家安全法を制定する見返りで始まったともいわれている。政府が忠誠心をお金で買っているようなものだ」と指摘した。

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