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中露、安保理で対北制裁緩和を提案 採択は困難、米当局「早すぎる」

安保理で発言する中国の張軍・国連大使=10月24日、国連本部(AP)
安保理で発言する中国の張軍・国連大使=10月24日、国連本部(AP)

 【ニューヨーク=上塚真由】中国とロシアは16日、対北朝鮮制裁の一部を緩和することを求める決議案を国連安全保障理事会の理事国に配布した。北朝鮮による海産物や繊維商品の輸出禁止措置の解除などが主な内容。安保理外交筋が明らかにした。

 北朝鮮は対米交渉の期限を年末に指定し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)のエンジン燃焼実験とみられる「重大実験」を行うなど軍事的挑発を強めている。中露は北朝鮮と足並みをそろえ、米国にゆさぶりをかける狙いがあるとみられる。

 決議案が実際に採決されるかは不明。また、採決にかけられた場合も拒否権を持つ常任理事国の米英仏は北朝鮮の非核化実現まで制裁解除に応じない姿勢を堅持しており、採択は困難だ。

 中露の決議案に対し、米国務省当局者は「今は、安保理が早すぎる制裁緩和の提示に関し、検討するときではない」と指摘。また「北朝鮮はさらなる挑発行為を行うと脅し、非核化のための対話を拒否している」と批判した。

 安保理外交筋によると、決議案では、海産物や繊維製品の輸出禁止措置の解除のほか、今月22日が期限となっている国連加盟国に対する北朝鮮の労働者の送還義務を撤回することを要求。また、南北間の鉄道・道路連結事業を制裁の例外措置とすることを提案している。

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