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中村さん殺害事件、計画性と強い殺意も 見えぬ犯人像 発生から1週間

ガニ大統領からアフガニスタン市民証を授与された中村哲さん(左)=2019年10月、アフガニスタン大統領官邸(ペシャワール会提供)
ガニ大統領からアフガニスタン市民証を授与された中村哲さん(左)=2019年10月、アフガニスタン大統領官邸(ペシャワール会提供)

 【シンガポール=森浩】アフガニスタン東部ナンガルハル州ジャララバードで、農業支援に取り組んでいた福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表の医師、中村哲さん(73)が殺害された事件は11日で発生から1週間。犯行からは計画性と強い殺意がうかがえるが、過激派による犯行声明も出ておらず、武装グループの全体像や動機の解明には至っていない。

■移動経路を把握

 事件が発生したのは現地時間4日午前8時ごろ。中村さんが車で用水施設に向かっていたところ、5人以上とみられる武装グループに襲撃された。中村さんは自らの乗る車と警備車の2台で走行していたが、武装グループは別の車で行く手を遮った後に銃撃を加えた。移動経路を把握するため、事前に尾行していたとみられる。

 事件では中村さんとボディーガード、運転手の計6人が死亡。目撃者の証言によると、負傷した中村さんが頭を上げたところに、武装グループはさらに発砲しており、確実に命を奪おうという意図がうかがえる。

 武装グループはアフガンからパキスタンにかけての民族衣装を着ていたほか、アフガンの主要言語の1つパシュトゥー語で会話していており、地元や近郊の出身であることは推察できる。

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