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金正恩氏が海岸砲射撃を指示 韓国「合意違反」と批判

 北朝鮮の昌麟島防御隊を視察する金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮中央通信=共同)
 北朝鮮の昌麟島防御隊を視察する金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮中央通信=共同)

 【釜山=桜井紀雄】北朝鮮は25日、国営メディアを通じて金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が韓国側に近い島の部隊を視察し、海岸砲の射撃を指示したと伝えた。これに対し、韓国国防省は同日、軍事的緊張緩和に向けて南北が昨年9月に交わした軍事分野の合意に「違反した」と批判した。

 韓国は北朝鮮の相次ぐミサイル発射にも合意の「趣旨」に反するとの指摘にとどまり、明確に違反と判断したのは初めて。北朝鮮は米韓合同軍事演習を合意違反だと批判し、完全中止を迫る一方で、合意をなし崩しにする動きに出た形だ。

 朝鮮中央通信によると、金氏は、西部戦線に位置する南西部、黄海南道(ファンヘナムド)の昌麟島(チャンリンド)の防御隊を視察し、自ら目標を示して射撃を命令。「軍にとって戦いの準備が最大の愛国だ」などと鼓舞した。昌麟島は韓国が黄海上の南北境界線と主張する北方限界線(NLL)の北側にある。

 韓国国防省報道官は、南北合意で設けられた「緩衝区域」一帯で砲撃が行われたと説明。北朝鮮に対し「境界周辺での軍事的緊張を高める懸念がある全ての軍事的行為」の即時中止と「軍事合意を徹底して順守すること」を要求した。

 北朝鮮は2010年11月にNLL直近の韓国・延坪島(ヨンピョンド)を砲撃し、韓国軍の2人と民間人2人が死亡した。

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