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【北京春秋】目の前で火が放たれた 香港の「マンジュウ」の行方

10月27日夜、九龍半島の繁華街・旺角で、警察が放った催涙弾が間近に着弾して逃げ出すデモ参加者(三塚聖平撮影)
10月27日夜、九龍半島の繁華街・旺角で、警察が放った催涙弾が間近に着弾して逃げ出すデモ参加者(三塚聖平撮影)

 抗議デモが続く香港を訪れた。九竜半島の繁華街に着くと、そこら中の壁や路上に書かれた「香港に自由を!」といったスローガンが目に入る。普段の香港とは明らかに様子が違う。

 各地では毎日のようにさまざまな集会が開かれている。折り鶴を作る集会、医療関係者の集会、スペイン・カタルーニャ自治州との連帯集会…など中には意外なつながりを感じるものもある。

 集会で主に使われているのは香港で日常的に話されている広東語だ。標準中国語の「普通話」とはかなり異なるので自分にはほとんど分からないが、ずっと聞いているとある単語が強く耳に残った。

 「マンジュウ!」。正しい発音は分からないが、この言葉が何度も叫ばれていた。気になって周囲の香港人に尋ねると「民主」という意味だった。デモ参加者と話をしても「これは香港の民主を守るための戦いだ」との声を多く聞いた。

 デモ隊が「戦い」と呼ぶ抗議活動は激しさを増している。滞在中も地下鉄施設に火が放たれる事態を目の当たりにした。こうした行為に中国政府は「暴徒」と批判を強め、香港当局は強硬姿勢でデモ隊に臨む。両者が折り合う余地は感じられず、先行きが見えないとの思いを募らせるばかりだった。香港の「マンジュウ」の行方を気に掛けている。(三塚聖平)

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