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【コリア実況中継!】「200万人デモ」実は7万人 ビッグデータが暴く韓国“民意”の虚実

10月3日、ソウル中心部で開かれた韓国のチョ・グク法相の辞任などを求める大規模集会(共同)
10月3日、ソウル中心部で開かれた韓国のチョ・グク法相の辞任などを求める大規模集会(共同)
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 デモや集会を通じて政治を動かす「広場民主主義」での優位性を示そうと、チョ氏の法相辞任以降も両陣営の「数」をめぐる争いは激しさを増している。

■警察は発表を取りやめた

 通常、こうしたデモ集会の参加者数は、主催者発表とともに、警察当局の推計があわせて報道される。延べ人数などを根拠に、規模を大きくみせようとする主催者側に対し、警察は警備上の必要性から最も混雑する一時点での参加者数を調べるため、数字は小さくなるのが通例だ。

 ところが、韓国では現在、警察が発表を取りやめている。16年に朴前大統領の弾劾罷免を求めるデモが拡大するにつれ、主催者と警察が発表する参加者数の差が広がり、「当局は意図的に集会規模を小さく見せようとしている」と批判が強まったことが影響したためだ。

 地下鉄の乗降者数などを調べる手法もあるが、正確性に欠けることから定着していない。

■携帯電話データで人口動態を把握

 そこでいま注目を集めている新たな集計方法は、携帯電話利用のビッグデータを活用したものだ。

 米調査機関ピュー・リサーチ・センターによると、韓国はスマートフォンの保有率が全体の95%で各国中最も高く、フィーチャーフォン(ガラケー)の利用者を加えると、携帯電話の保有率は100%(10歳以下を除く)に達する。また、ソウル市は携帯電話会社と連携し、携帯電話の接続記録から市内各地域の時間ごとの「生活人口」データを公開しており、各区域の人口動態を完全に把握することができるという。

 これを利用し、集会当日の生活人口から、集会が行われなかった日の生活人口を除くなどして、推定参加者数を割り出すことができる-という仕組みだ。

 この手法を用いた保守系紙、朝鮮日報の推算によると、9月28日の左派集会の参加者数は、「200万人」ではなく「7万6000人」(最大時)。10月3日の右派集会は「300万人」ではなく「32万2000人」(同)となった。

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