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【特派員発】ベルリンの壁崩壊後も心には壁 ドイツ東部・シュプレンベルク

 旧東独情勢に詳しいドレスデンの政治学者、ハンス・フォアレンダー氏は調査結果について「全員ではないが、旧東独市民が持つ劣等感」の表れと指摘。経済格差が残る上、統一の大変革を克服してきたのに「旧西独の人々に価値を認められていないとの心情」が影響していると分析する。さらにグローバル化といった変革も加わり、「絶えない変化の圧力が旧東独市民に不安や動揺を与えている」と解説。移民への反発は過去接触が少なかったことに起因する「未知のものへの不安」とし、ナチス時代の反省が徹底された旧西独との違いはあるが、「旧東独市民が特に排外主義的なわけではない」とした。

 フォアレンダー氏はAfDがそんな旧東独市民の感情を「あおり、動員している」と強調。対処として「過激な主張には厳しい姿勢」を示し、同時にインフラなど「脆弱(ぜいじゃく)な経済・社会構造を強化」して不安の原因を除去する必要性を説いた。

 ■闘う若者 相互理解へ「東」伝える

 東西分断時代を知らない若者も心の中の「壁」を打ち破ろうと格闘していた。旧東独出身の週刊紙ツァイト記者、バレリー・シェニアンさん(29)はその一人。「私は東ドイツ人。恥じ入ることはない」と主張し、東西の相互理解促進のため取材・執筆を続ける。

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