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【特派員発】ベルリンの壁崩壊後も心には壁 ドイツ東部・シュプレンベルク

独東部シュプレンベルクのシュバルツェプンペ地区の民家近くにある火力発電所(宮下日出男撮影)
独東部シュプレンベルクのシュバルツェプンペ地区の民家近くにある火力発電所(宮下日出男撮影)
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 戦後ドイツの東西分断を象徴した「ベルリンの壁」が1989年に崩壊してから、9日で30年となる。すでに壁があった月日より、なくなってからの方が長くなった。だが、旧東ドイツ地域では旧西ドイツ地域との間で残る経済格差への不満がくすぶり、「二級市民」扱いされているとの感情も強いようだ。旧東独の人々の心中でなお消えない「壁」の姿を追った。(宮下日出男)

 ▼ポイント

 (1)旧東独地域ではポピュリズム政党が伸長

 (2)その背景には旧西独との経済格差や劣等感

 (3)若者世代は東西の溝克服にも動いている

■東西統一30年は「格闘の毎日」

 ベルリンから南東へ電車を乗り継ぎ約2時間。シュプレンベルク市でバスに乗り換え郊外に出ると、もうもうと蒸気が立ち上る火力発電所が現れた。「シュバルツェプンペ」と呼ばれるこの地区は東独時代、付近で採掘される褐炭を用いた電力・ガスの一大生産拠点だった。エネルギー産業は今も地元経済を支える。

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